やっぱり起こるいつものグループ内の諍いでしたが…
- 管理者
- 2020年11月13日
- 読了時間: 3分
更新日:2020年11月21日
学童には仲良しのグループがいくつかあります。その中でも少し前から指導員が気に掛けているグループに女の子7人の「マジカルグループ」があります。
(余談ですがこの「マジカルグループ」、以前は「にこにこなかよしチーム」だったと記憶していたのですが、いつの間にか名前が変更になっていました)
名前はともかくこのグループ、利用の日もばらつきがあるので、常時4~5名で固まって遊んでいますが夏頃からお友達を仲間外れにしたり、低学年に命令したりと…トラブルを起こす様になり、日誌の「気付いた事」の欄に登場する回数が目立って増えて来ました。学童でも過去にあった女子の殆んどのグループ(男子のグループでも少なからずはありましたが)でも1度は起こるこの手の問題、勿論自分たちで解決できれば一番良いのですが、対象が特定の子にだけに集中したり、それが何日も継続してしまう事もあり…。その際は指導員が強く注意をし、保護者の力もお借りしながら解決してきたのですが、やはりケースによってはこじれてしまう事も…ですのでここしばらく注意を払ってきました。
先日もマジカルグループの内4人が鬼ごっこをしていたのですが、ルールの確認が十分に出来ていなかった様で、揉め事に発展し、1年生の女の子が泣いてしまいました。この子は一度泣くと火がついた様に泣いてしまうので、2年生の2人に事情を聞くと、
「鬼返し(※鬼がタッチをし、次に鬼になった子がすぐに元の鬼だった子にタッチをして再び鬼にする事。これを認めると特定の子ばかりが鬼になってしまう事が多くなります)は無しだよって言ったのに、Nがタッチをしてきたから『鬼返しは無しだよ!』と言ったら聞いてないって言って泣いてるんだ」「そうそう、ちゃんと(鬼返し無しって)言ったよ!」
2人共、嘘は言っていない様子です。
それでも泣き続けるNちゃんを見て「Nはいつも大げさなんだよ…」「もうグループを抜けてもらうよ…」と別の子の声掛けが更に追い打ちをかけてしまったのか、ずっと泣き続けていました。
いつもならグループのメンバーはこのままNちゃんをほったらかし、指導員が間に入ってようやく解決…のパターンなのですが、この日は違いました。2年生のIちゃんがNちゃんを諭し、同じ2年生のYちゃんがNちゃんを宥めています。上級生の男の子があれこれ言って来ますが、Iちゃんは「自分たちで解決したいから」とはねのけます。グループ内では上級生もいるので控えめにしている事もありますが、そこは元々しっかり者の2人です、今日はリーダー格のFちゃんが居ない中、自分達だけで問題を解決する事が出来ました。
「3人寄れば派閥ができる」とはよくいったものですが、にこにこなかよしチームも元はグループで仲間外れにされ、痛みを知った2人が「自分たちだけは仲良くしよう」と誓って作ったチームでした。その2人を見て楽しそうな事をやっていると残りの5人が再合流したのが「マジカルグループ」です。今度は魔法にかかったように「にこにこなかよし」でやっていってほしいと思っているのですが。なるべく大人が手を出さず、子供達の力で問題を解決する力が培われる様に…今後も見守っていきたいと思います。

Comments